balenさんの日記

(Web全体に公開)

2022年
08月13日
23:25

【ボードゲーム】カーネギー 考察のようなもの

ボードゲーム カーネギーの得点要素に関する考察
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2022/08/27追記
・四人戦
・基本セットを主に考察しています。いくらかは基本&拡張から16部署を選ぶルールについてをプレイ済みでした。基本&拡張から32部署を選ぶルールは当時未プレイです。こちらの場合「人事・管理・建設・研究」の寄付の評価は上昇します。

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◇1.主要都市の接続 0~36点 拡張セットの郵便局により+9点
 36点をとるには4地方すべてに鉄道を敷設し、最低11都市に事業が必要。
 鉄道敷設に最低限必要な研究ポイント 
 西部2+1+4 中西部1+3 南部1+3 東部3 
 7+4+4+3=18ポイント

 初期の住宅+10の事業を行うのに必要な研究ポイントの例
 住宅4つ(0/1/1/1) 広告4つ(0/2/2/2) 産業3つ(0/3/3) 
 3+6+6=15ポイント

 上記の例なら研究ポイント33が必要。
 初期部署の研究開発に3人配置して4回実行すれば36ポイント。
 3回実行して中西部で輸送ボーナス2回なら27+3*2=33ポイント。

 よって全接続を狙う上では研究系の部署自体は必須ではない。

◇2.事業を行った都市 0~3点

 3点 主要都市四つを含む7
 2点 東西を結ぶルートに6

 1点 小都市 輸送ボーナス付き7
 0点 小都市 輸送ボーナス付き5 輸送ボーナス無し5 計10


 接続点36を取れる一例
 東部ニューヨーク3、ピッツバーグ2
 中西部シカゴ3 シンシナティー*0 カンザスシティー2
 南部アトランタ2 ニューオリンズ3
 西部サンフランシスコ3 リノ0 ソルトレイクシティー0 デンバー2  

 5+5+5+5=【20点】11都市

 主要都市が3*4点なので大体20~24点になる。
 東部に集中とかでない限り、差が付きづらい分野。


◇3.部署の増設 一つ2~3点
 戦略企画にいる初期人員はアクティベート済みなので5ドルはかからない。

 例1)初期人員のみで管理アクションを5回起動する。
 5回中2回は人員を配置済みだと仮定して商品を8個使用。
 1階に1つ、3階に2つ、4階に2つ部署を増設したと仮定。
 2+2+2+3+3=12点

 人員1 移動力0 資金0ドル 商品8個 【12点】 空き部屋5  
 
 例2)戦略企画に一人増員して5回と4回の計9回起動し、うち3回は人員を配置済みと仮定する。商品15個使用。
 
 人員2 移動力1 資金5ドル 商品15個 【22点】 空き部屋1 

 
 私見:最序盤からの戦略企画二人体制は資金、商品、人員、移動力の全てを圧迫してしまいがちと考える。競合する前に抑えておきたい部署や、同系統を集めることで強化される部署などが有れば反転するかも知れない。



◇4.終了時にアクティブな社員数 0~15点
 15名の内 人事1名、戦略企画1名、研究開発3名、他3名がアクティブだと仮定して【8点】

 最終ターンに人事を行うなどよほど意識しない限りは12点より上は困難。意識しなければロビーに6人以上たまって5点ぐらいに終わることも。現実的なのは7~11点ぐらい。

 寄付のアクティブな社員数を行っているならば上限突破の13人以上を狙う価値もある。


◇5.寄付 0~12点 +3ずつ上限突破可能。最大24点。

 通常は8回の寄付タイミングがあり5/10/15/20/25/30/35/40ドルのコストがかかる。
 累積なのでコストは5/15/30/50/75/105/140/180ドル
 
 1位が狙える現実的な寄付回数は5~6回程度。累積75~105ドル
 6~9点を含む6つよりも、10~12点や上限解放でそれ以上が狙える寄付を5つが望ましいと考える。寄付系の部署を持てば7つ以上も視野に入る。

例一 8 9 9 10 12 12 =60点 75ドル
例二 9 10 12 14 15 =60点 105ドル


 上限突破について、研究ポイントのコストや汎用性を考えると、B面の広告事業タブが最も有望な解放先と思われる。ここは検証が浅い自覚あり。


以下 各寄付についての私見


①達成のしやすさ ②競合の少なさ ③上限突破のコストパフォーマンス 

<教育>
人事*3 ①C ②B ③D  9~12点を無難に狙える。  
管理*3 ①A ②D ③B  初期から2部署あるので12点や上限突破が達成しやすい。
建設*3 ①C ②B ③D  9~12点を無難に狙える。
研究*3 ①C ②B ③D  9~12点を無難に狙える。
総部署数*1 ①B+ ②A ③C 5部署新設で11点なので競合しやすい。緑地をもっていても取って良いレベル。

<人権>
公共事業*4 ①D ②A ③D コスト高のためまず競合しない。上限突破にはB面が必須。
産業*3 ①C ②B ③C 上限突破にはB面が必須。
(広告+住宅)*2 ①A ②E ③A Tier1 通常は住宅3を満たすため12点以上が容易。他の戦略を邪魔することが無く、後からでも上限突破を狙える。
鉄道*3 ①B ②D ③E 上限突破が不可能だが、他の戦略のついでに達成できるコストパフォーマンスの良さは破格。初期配置によってはこの寄付のためだけに研究3~7ポイントが必要になる。 
寄付数 ①C ②C ③D 寄付5つで10点なので競合しやすい。寄付系の部署がないと上限突破は難易度高め。

<福祉>
固定7点 ①E ②C ③E 追加のリソースが必要ないので、終盤に仕方なく取るには無難。
商品*2 ①A ②C ③A 戦略企画2名体制や公共事業3件とかで産業を減らしていなければ、6商品を余らせるのは比較的容易。中西部の収入機会が少なかったり商品増加系の部署が無いと難易度が上がる。
資金÷5*2 ①D ②B ③C 12点とるには30ドル余らせる必要があり、これは6回目の寄付金額と同じ。リソースを必要としない7点の寄付を2つの方が素点は高くなる。よって寄付回数が少ない大器晩成型向け。  
(資金÷5&商品)*4 ①A ②D ③A 商品3つ、15ドルで12点なので一切の特化が必要のない寄付。最終ラウンドの管理アクションなどの収入をつぎ込めるので上限突破が見込める時は特に相性良好。 
アクティブな社員*1 ①B ②D ③D- 極端なことをしなければ終了時に8人程度はアクティブにできる。この寄付を取るなら1人残せば2点相当になるので12人ぐらいなら現実的。最終ラウンドを人事で終わらせる選択肢にもなる。

<衛生>
東部*2 ①D ②A ③C? 全接続を狙う場合、東部には事業二つで済むので4点しか期待できない。東部特化戦略ならば? 中~大都市しかないので素点の高さはかなりのもの。刷新との組み合わせなら強いかも?
中西部*2 ①C ②A ③C?  全接続狙いなら2~4事業。輸送ボーナス付の小都市、要所の妨害、小都市数の寄付などとも兼用できるので終盤に残る寄付の中では高価値。集中建設、上限突破については保留。
南部*2 ①B ②B ③C? 先着1名のルートを通るが、全接続狙いでも5事業が無理なく置ける。少なければ2事業で済む。要所を取れなかった人が迂回路を強いられてその結果、価値が高まりやすい寄付でもある。集中建設、上限突破については保留。
西部*2 ①B ②B- ③C? 全接続狙いなら3~4事業。ルートの妨害がしやすい地域。集中建設、上限突破については保留。
小都市*2 ①C ②C ③C 全接続狙いなら2~4事業ぐらいは無理なく取れる。それ以上を得るなら輸送ボーナスと妨害で利得を得たいところ。


6.ゲーム中に稼いだVP




7.
事業タブ



8.未使用のアクション選択タイル

残すことで3点もらえるが、動けないラウンドが出るようなら使うべき。最終ラウンドのオーナーならば残すことで他家に不自由な択を迫りやすい。






◆地勢について

特殊なプレイ以外では価値が低い都市。および事業。

I.主要都市の接続に全く寄与しない都市群。

東部:ボストン3 オールバニ3 
中西部:ダルース(Duluth)1 
南部:チャールストン1
西部



II.役割的に上位互換に近い都市がある。

東部:
中西部:
南部:サンアントニオ0* 
西部:シアトル1* ヘレナ1* フェニックス1

・サンアントニオ0*は経路の自由度としてダラス(Dallas)0*に劣る。
どちらも素点0の輸送ボーナス付の小都市なので下位互換。

・シアトル1 ヘレナ1はどちらもポートランド0に経路の自由度で劣る。
この三都市はどれも輸送ボーナス付きなので差は素点の1点のみ。

・フェニックス1*はサンタフェ0に経路の自由度で劣る。
差は素点1と輸送ボーナス。


◇接続を狙う上で競合度合いの高いルート。事業の選択肢が狭い都市など。

東部:ピッツバーグ2 ワシントン2
中西部:シンシナティー0* セントポール1*
南部:ダラス0* エルパソ0* サンアントニオ0* 
西部:サンタフェ0 フェニックス1* ポートランド0* シアトル1* ヘレナ1* Boise0 Reno0 ソルトレイクシティー0

ピッツバーグ2、ワシントン2:主要都市の接続にニューヨークを組み込むには必ずどちらかを通る必要がある。素点は同じ2点。ピッツバーグはシカゴとニューヨークの両方と隣接しているため無駄になる事がないため初期配置で置く有力候補でもある。一方ワシントンは南部との接続経路という意義は大きいが事業(住宅・公共事業・公共事業)の受けの狭さが際立つため早めに住宅を抑えておく価値は高い。

シンシナティー0*:ピッツバーグから南部への経路地であり1事業しか出来ない小都市なので、多人数プレイにおいては非常に高価値。中西部の強い輸送ボーナスが貰える機会でもあるが1ドルでも妥協して取って良いかも。



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R13
研究をパスして人事実行。4建設を打てるように。

R14
建設 南部から収入*1 中西部 西部へ派遣。あと1名分。
中西部は小都市で商業にして研究+3→商業5に 南部はアトランタで産業。西部はサンフランシスコで公共事業。

残りは商業1 住宅1。中西部の小都市?→南部のヒューストンを3人で埋められるのが怖いので先に確保。次の建設まで戻ってこないので注意。

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8/14 (14Rに建設後のメモ)

あと5ラウンド
管理で東部へ派遣する。最後の人事まででOK
 西部へ1人派遣する。最後の研究まででOK

輸送を鉄道にする。東部3 中西部0 西部4 南部0

図書館ネットワークを作って人を配置する。
 西部3 中西部3 南部5-1 東部2 
 南部・東部に1つずつ:12点

<寄付>
商品 12↑点 8+6+3-4=13個 営業で売っても足りる。更に+6も可能。
産業 9-12点 GOTYさんと競合
寄付数 8-12点 多数と競合
小都市 10点 有望 他は4点以下なので競争率低い
南部 8-10点 ゆまさんが8点
社員 8~X点 

資金 ?点 優先度低い
固定 7点
東部 4-6点 
西部 6点
公共事業 4-8点

研究 3点 不要 3人とも6点