balenさんの日記

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2019年
06月06日
20:31

【再録】シュレッダーの中 (1-2) 好意的な解釈【旧人狼SNS】2009/07/04

2009年07月04日10:33
シュレッダーの中 (1-2) 好意的な解釈

某所よりコメントを戴いたので補足です。

「好意的に解釈する」を一言でまとめて
しまうのは宜しく無いですね。

ひとまず能力者のCO時期など(一般戦術論)
を題材に具体例を挙げてみます。

ほぼ全ての村で初日に議題として飛び交いますので
違和感を感じる機会も多いと思います。


・利点、欠点をきちんと把握していない

最もケースが多く、最も深刻で
最も対処が難しいのは多分これです。

大前提として自身が色んな作戦の
利点と欠点について把握していないと
議論にならないですが、別に体験していなくとも
その場その場で考えて相手に質問しても対話は出来ます。

実はこの項目は汎用性のある対処法がありません。
自分の理論が完璧だと思えるなら別ですが・・・。

精々、相手が欠点を理解していないと思った時に
頭から否定せずに丁寧に話すぐらいでしょうか。
例6のNGパターンはこのような場合に
相手の態度を硬化させ易いという程度に御理解ください。

説得出来ない、相手の態度が硬化しそうと思ったら
例5の様に逃げるのも手です。
2次会を丸々使っても平行線になることが多い戦術論を
20発言という限られた条件で
説得しきろうとするのは無謀というものです。



・優先順位

初日の議題で単一の作戦についてのみ触れる人は
今や少数派では無いでしょうか。
「共1CO>霊確定>立候補>多数決」
この様に順序を挙げてくれる人もいれば
地の文だけで話す人もいます。

さて当然ながら推す作戦、嫌う作戦には
何故やりたいのか、有利だと思うのか、
逆にどういう欠点があるのか、何故嫌なのか
という説明がつくケースが多いです。

具体的には「(推したい)作戦A」+「Aの利点」+「Aの欠点」
+「(嫌いな)作戦B」+「Bの欠点」+「(次善の)作戦C」の様に
入り組んだ文章構造になりがちです。

すると優先順位を勘違いしたり、
Aの欠点をBの説明であると勘違いしたり、
という事態が起こります。

一番単純な解決方法は疑問を感じたら「A>C>>B」
であるのかどうか本人に聞き返す事でしょうか。

もっともBの欠点に異論を挙げたり、
折衷案Dを提案したりと複雑化させてしまうことも多いので
聞き返す貴方も「A=C≧B」の様に添えるのが無難でしょうね。




・有利不利と好み

提案している本人も戦略的に最善と思っていない作戦の数々です。
中には本人は単に面白いからと提案している
隠れた良策もあります。

「非まとめ役制」
いわゆる自由戦でしょうか。
占いや吊りを誰かの指示に従うのではなく、
自身の判断でセットします。

「全潜伏」
初日に占い師、共有者が出てくる展開に飽きたプレイヤーが
しばしば提案します。

「特殊CO」
村人も何らかのCOを行ったり、
半数だけが能力者COを行ったり、
などなど挙げていけばきりがないです。

戦術論はまた今度行うとして
これ等を聞いて「面白そう」と思った方はいますか
「めんどうそう」と思った方はいますか。

(会話例)
A:俺はこういうのやりたい
B:そんな作戦論外だ! (不利過ぎる)
A:お前の作戦なんてつまらん (俺は楽しいのが好きなんだ)
B:つまるつまらんの問題じゃない!

傍から聞いているとコントですが、
こういうケースは非常に多いです。

当たり前のことですがプレイヤーは人間です。
有利だけどつまらない、不利だけど面白い等は
反対したり、提案したりする理由となり得ます。
変わった提案を聞いた時は「有利」を追求してのものか
「面白さ(楽しみ、好み)」を優先しているものか
判断しないと悲惨なことになります。

真剣に勝ちたい時にこういう方に会うとついつい
説教したくなる方も居るでしょうが、
この手の対処法は「価値観を押し付けないこと」
に尽きるでしょう。

面白さを追求した提案なら、「有利さを追求したい
自分は受け入れられない」位は言っても良いでしょうが、
無駄に貶したり、食い下がるのは不幸な結果になりがちです。